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実はAmazonで売っていた「銭別銀行とりだし君」

銭別銀行とりだし君

もう大分昔のこと、私がまだ小学n年生だった頃かな?東急ハンズで買った貯金箱があるのよ。今でも机の上にあるんだけどね、ふと調べてみるとAmazonで売ってる!という訳で書くことに。玩具メーカーらしいネーミングの「銭別銀行とりだし君」。メーカーはトイボックス。1994年8月発売。定価1,575円。とりあえずDS-12とは全く関係ありませんね。赤いのもあります。中途半端にiMac G3を意識したような色使いはともかく……えっiMacより発売前なの?それは知らなかった。ともかく中身がなかなかスゴイのよ。これが。

この貯金箱の面白いところは、この円柱形の本体の上に投入口があって、そこから硬貨を入れるとカタカタ音を立てながら中のスロープをコロコロ転がって所定の位置……つまり「1円玉は1円玉の位置に」「50円玉は50円玉の位置に」スッと落ちていくところ。特に連続で入れていくとどんどんそれを捌いていくからまるで中の人がいるみたいな感覚に陥るわけ(たくさん入れると失敗するのはご愛嬌ということで)。種類はゴチャゴチャにならないし、素材が透明なので中の構造が一目瞭然で楽しいんだよね。V字型にスロープが噛みあってるあたりとか、細かく調整されたであろう穴の大きさとか、もうこの無駄に凝ってる感が素敵で素敵で。横には目盛りがついてるから100円玉が何枚入っているかもすぐ分かるし、見た目も結構いい感じ。

更にポイント高いのはこれが円柱形なところ。本体上部をクルクル回して500円玉に矢印をあわせるでしょ、で右下についてるレバーを引くと1枚ずつ500円玉を取り出せるの。1回引くと1枚、もう1回引くともう1枚、このジャカジャカ飛び出る感覚が無性に楽しくて、またこれが透明だから中の仕組みも全部見えるわけ。レバーの先に大型のアームとレールがあって、それを引っ張るスプリングも全部丸見え。ああ素晴らしきプラスチックの技。ローテク万歳。このからくりを1,575円ってのはなかなかコストパフォーマンスが高い。比較したこと無いけど。

これ、長期的な貯金だけじゃなくてちょっと余った分を入れておくのにも向いてるわけですよ。それで使いたいときはすぐ取り出せるからなかなかいいの、これが。しかしこれは随分とロングセラー商品ですなぁとちょっと感心した。まあ今更感はあるけど、とりあえず。

銭別銀行とりだし君(ブルー)
銭別銀行とりだし君(ブルー)

銭別銀行とりだし君(ワインレッド)
銭別銀行とりだし君(ワインレッド)