Milkmeta

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「A cup of tea」

机の上に山積みのガラクタを、一通り片付ける。
液晶を覆っている埃も、綺麗に拭き取る。
緩んだ椅子のネジは、丁寧に締めあげる。
電池切れのiPodにケーブルを繋いで、いつもと違うヘッドホンを頭に被る。
ペットボトルの「午後の紅茶」に「今思いっきり夜だよね?」と呟きながら、それをグラスに注ぐ。
そしてPCの電源を入れたのが、少し前の私のこと。

静かに流れる音楽が、体の中へ心地良く響いてく。
グラスの氷は意志を持つかのよう。カラカラ音を立てて、少しずつ形を変えていく。

3倍速で文章を書ける、とまではいかないけれど、
静かに文字と向き合える時間には自然に言葉が浮かんでくる快感があって、
いつも通りにキーを叩くより、遥かに気持ちいい感じ。