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「ソフトバンクモバイル」がダメな4つの理由

自分なりに整理してみたネタです。「x年前にはこんな風に言ってたじゃないか!」と言われても責任取れません。あしからず。

ケータイを連想させないからダメだ

様々な名前はその物を連想させるために存在する。それは怪獣やロボットの「ガギグゲゴ」に代表されるように定型が存在し、ケータイにおいては「携帯」や「電話」をイメージさせることが多い。これは固定電話に対するアピールだろうが……数々の成功を収めたことは事実。

「ドコモ」は「どこでも」を連想させるし、「au」は「会う」「合う」を、「IDO」はまんま「移動」から、「ツーカー」は「ツーと言えばカー」、「アステル」は「明日の電話」(とのこと)。日本語をうまくぼかしてアルファベットにすることで「ブランドの新鮮さ」と「サービスの直感性」を両立するというのが基本だった。

そんな中英語由来に拘ったのが「デジタルホン」「J-PHONE」と(正確にはもっと複雑に)続いてきた「ボーダフォン」であるが、無理に世界統一名称としたことでJ-PHONEの頃のカッコいいイメージは無くなった、らしい。個人的には結構好きだったりするが、「『ボーダ』って何?」と聞かれるのは想像できる。

そういう現状で新名称を「ソフトバンクモバイル」とすることは自殺に等しい。企業形態を連想しにくい「ソフトバンク」の名に何度も聞いた「モバイル」を付けることは「新鮮さ」「直感性」の欠片も無い。「ノートパソコン?」と思われたく無かったら、ソフトバンクは今すぐ再考すべきだ。

五文字以下で呼べないからダメだ

家電量販店でDVDレコーダーの売り場を見れば、「スゴ録」「楽レコ」「スグレコ」「W録」と四文字が溢れている。

やはり日本人は何でも略したがる性格らしい。特に四文字略語という文化は世界唯一と言っても良いだろう。「デジカメ」「プレステ」「ワンセグ」「エロカワ」……最後のは違うような気がするが、リズム良く会話を進めるためにも「短くして呼べる」というのは重要な要素だ。

その点他社のサービスは良い。「ドコモ」「エーユー」「ツーカー」と短くて呼びやすいではないか。ところが「ソフトバンク」は非常に呼びにくいのだ。試しに「ウィルコム」「ジェイフォン」「ソフトバンク」と言ってみれば分かる。しかもソフトバンクモバイル」はどう略せばいいというのか?「ソフモバ」?これほどまでに略しにくい名前はいままであっただろうか。やはりソフトバンクは再考すべきだ。

イメージがダサいからダメだ

ITmediaによれば、「SoftBank」「Yahoo!」「BB」はNGワード、らしい。

ハッキリ言うが、元となるイメージが「孫正義」「ホークス」「トラブル」として認知されている名前を使うのはどう考えてもマズい。これ以上「ダサ」とか「クズ」とか「ハゲ」とか言いたくないから、何としてでもソフトバンクは再考すべきだ。

何度も名前を変えるからダメだ

そもそも、ブランドと言うのは浸透させることによってで本領を発揮であって、コロコロ変えるものでは無い。「J-PHONE」から「ボーダフォン」に完全移行したのが2003年10月、このペースで新しい名前を付けても浸透する筈が無い。「名前ばっかり変えて中身は一緒でしょ」と思われるのがオチである。

という訳で、考えた末の結論が「百害あって一利なし」、当たり前の結論となってしまった。そういうことなので、ソフトバンクは再考してJ-PHONE」を復活すべきだ。以上。