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ビジネスであるということの「NIKKEI DESIGN 2006年2月号」

NIKKEI DESIGN 2006年2月号

近所の図書館で手に入るデザイン雑誌といえば、まず思い浮かぶのがこれ。商業デザイン全般を扱う「NIKKEI DESIGN」。月刊発行(毎月24日)。定価2,100円。出版社は日経BP社。今回は2冊を選んで借りてみたので、まずは2006年2月号から。しかし、amazonで取り扱っていないとは想定外……

で、今回の特集は「あなたはそのデザインにいくら支払いますか?」。

多分これは「NIKKEI DESIGN」の「NIKKEI」らしさが一番でている特集なんだと思う。デザインの効果について言及しているものはそれほど無いし、そういう意味で面白い企画だなぁと。具体的な例を提示して「優れたデザインによって商品価値が上がる」という企業がデザインに力を入れることの重要性、商業デザインの価値観を解説するものとなってるのね。「綺麗に使いきれるケチャップ」「車庫入れに苦労しない自動車」「そのまま整理収納できるDVD-R」……消費者が不便であたりまえと思っている事にこそチャンスが隠されているという基本を再発見。

特に効いたのが「デザインで価格を上げられるか?」。優れたデザインの価格寄与度は最大37%(キーボードの例)という調査結果には「デザインの力」に改めて納得させられるものがある。分野ごとに何が求められているのかを分析する今回の企画、結構気に入りました。

……んー、でも何か引っかかるんだよなぁ、何だろうこのまとまらない感じは……