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写真を撮るって、どういうこと? を見つける本。

いきなり上手くなる!プロのデジカメ写真術
いきなり上手くなる!プロのデジカメ写真術

狙いどおりの写真を確実に撮る プロ直伝のデジカメワザ
狙いどおりの写真を確実に撮る プロ直伝のデジカメワザ

さて、初めてのデジカメを買ったことはようやく前回の記事で書いたので…いつもの本の話でもしましょうか。

写真の話をするとき、まず出てくるのは「テーマ」でしょう。一口に写真といっても人それぞれ趣向は違うわけですから、それぞれの被写体に適したテクニックが必要といえます。基本的なカメラの操作方法から始まって、例えば風景写真の撮り方、料理や小物をきれいに写すワザ、印象に残るポートレートの作り方…そういう技法の話は数多くの写真本に乗ってるわけです。カメラ雑誌、機種別のムック、単行本と。

もちろんそういう知識は大事なことだとは思うんです。思うんですが、まともにカメラを持った経験のない自分には一つ引っかかるところがあるわけで…

「それで、自分は何を撮ればいいの?」と。

これは私だけかもしれないんですが、欲しかったカメラを買った後に「さて、操作方法もわかったけど…何から撮ろうか?」というのはあると思うんです。手段が目的化するというか、機材や技法の話に引っ張られて、肝心なところを忘れてしまうっていう感覚。カメラは持ってるけど、撮るのはたいてい記念写真。いま一つ面白い一枚が撮れないなぁ…っていうもどかしい経験、ないですかね。

…ということで、まず「写真を撮るって、どういうこと?」という疑問に答えてくれそうな本を、何冊か探してきたわけです。

ぼくとライカの旅 パリ・ヴェネチア編
ぼくとライカの旅 パリ・ヴェネチア編

日々是カメラ
日々是カメラ

そうですね…やっぱり、疑問に思うことは間違ってなかったのかな、とは思いました。

例えば『いきなり上手くなる!プロのデジカメ写真術』はデジカメを身近に楽しむためのヒントが詰まっていますし、『狙いどおりの写真を確実に撮る プロ直伝のデジカメワザ』はブログや仕事で使える一枚を撮るための技術が、『日々是カメラ』には女性らしい柔らかな風合いを感じられる作例が…と、それぞれ新鮮な感覚を与えてくれるものでした。

少し趣向を変えた『ぼくとライカの旅 パリ・ヴェネチア編』も…いいですね。短い旅を豊かに感じさせてくれる、そんな写真の奥深さが素敵な一冊です。

他にも面白い本を見つけたらまた書きますので、その時はよろしくお願いします。