Milkmeta

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ある夜のできごと

調べ事をしようと思って、
プライベートのIDで使ってたはてブを、ちょっと開いてみた。

そこにあったのは、hotentryに載った記事ばっかりだった。

「あの頃は何でもブクマしてたからなぁ」で済まそうかとも思ったけど、
真っ赤な「XXusers」と陳腐なタイトルが大量に並ぶ光景には、
すこし、寂しい感じがした。

……情報収集手段として、hotentryは参考になる。
「みんなが興味を持った記事」は「私が興味を持つ記事」である可能性が高いからね。
でも、利便性の裏には中毒性が隠れているもので……こう、一言で言い表すなら「あなたはそこにいますか」みたいな感覚を、その時感じたのは確か。
古いか、この表現。

今、パブリックになってるこっちの方を見た。
最近はまともなような気もするけど、似たような寂しさがそこにあった。

パブリックの方は、明らかに不要なものは削除することにした。
見返してみると「なんでこんなのブクマしたのかなぁ」と言いたくなるものもそれなりにある。
かといってブクマに慎重になると拾う情報も拾えなくなりそうで、
こういうのをS/Nが低いって言うのかな。

それと、しばらくhotentryから離れてみることにした。
RSSを登録して毎日チェックしてたんだけど、量が量だけに追いつけないわ。
HDDレコーダーとかポッドキャストとか、時間に縛られないものほど溜めたままになってしまって、自分ですごく嫌になる。
情報に振り回される人生はスマートじゃない。
とりあえず、登録は削除しておいた。

ああ、もう少しで書き終えそうだってのに、またダイアリーのレスポンスが悪くなってる。
深夜に書こうと思うといつもこれだ。
もしかして回線の問題なのかな。

はてブは機能がシンプルなだけに、その扱いにはある種の人間性と言うか、性格みたいなものが現れる。
多分私は扱い方をまだ掴めていないんだと思ってみた、
ある夜のできごと。