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レプリカ「+Teamgeist」のデザイン

今回の2006 FIFA World Cup Germanyで一番注目してるのは、何と言っても日本代表の動向……ではなく、新しく開発された+Teamgeistの方。ほら、あの変わった形のボールですよ。五角形と六角形を捨てたアレ。

あれね、新しい接着技術と独特のパネル構造を取り入れて、それで形を真球に近づけて、正確なコントロールを可能とするっていうのがコンセプトらしいのね。確かにその形状は機能的で「サッカーボールの機能美」っていうのかなぁ、そういう美しさがあると私は思う……んだけど、でもね。

実際に店で見てみたわけ。そしたら、大会で使われる試合球の横にレプリカがあって、それがごく普通の五角形と六角形で出来ているんですよ、普通の構造で。そこに模様がプリントされていて、機能美ってどこ?と問いただしたいような出来なのよ。

せっかく最新技術に合わせてデザインされたボールが、レプリカになった途端全然違うものになってて。確かにこの構造は高価で手間も掛かりますよ。レプリカでそれをやるのは無謀だとは分かるんだけど、でも……何と言うか、釈然としないものがあってさぁ。