Milkmeta

Front-end web developer / Wikipedian / OCD patient

四日前まで「Google Maps」「Google Local」を知らなかった人たち

私がGoogle Mapsを知ったのは、去年の春頃か夏頃だったと思う。INTERNET Watchによればベータ版が公開されたのは2月8日。その後衛星写真が統合されたり日本版が開始されたりと着々と進化を遂げてきた。その斬新さと使いやすさで一世を風靡し、またAjaxという存在を世に広めた立役者でもある。Google Localと統合されてからは店舗情報を調べるのも楽になった。

そして、私にはそれが当たり前になった。地図を調べるときはまずURLを叩く。マスメディアでも数多く取り上げられるようになったし、知名度も確実に上がったのだろう……それでも、まだ「知らない人」がいたなんて。

今日起きたはてなRSS異なるエントリーが表示されてしまう不具合で、私のリーダーにも数多くのエントリーが紛れ込んでいた。その殆どは全く興味の無い物。しかし、一つ……いや二つ気になるエントリーが。それは「Googleの地図サービスを見つけた」というもの。

気になって読んでみると、それぞれ全く関係の無いブログで日付は先月25日と26日。要約すると「すごい地図をみつけた」「車も見えたり」「感動的」「是非試してみて」というような内容。……ほう。良いサービスを見つけられて良かったね。思いっきり楽しんでよ、なんて思ってみたり。

思えば、私にも「Google Mapsを知らなかった日々」「はてなRSSを知らなかった日々」「Wikipediaを知らなかった日々」……色々な日々があったなぁ。何か新しいサービスを知るたびに「何に使うのさ、それ?」なんて疑いながらも使ってみて、その価値にやっと気付いた時の「ああっ、今までの私は間違っていたのかぁ!」みたいな良い意味での裏切られ感を味わって。

そうやってどんどん辿って行くと、何も知らずにWebを使ってた頃の自分が懐かしい。PageRankの仕組みも分かっていなかったような、そんな自分が懐かしい。

少なくとも、今の私にはこれらのツールは必須品。初めて知ったときは本当に「何だか使えないなぁ」って思ってたのに、今では当たり前すぎて何も言えない。そうやって考えていくと、どんなに懐疑的でも「新しいモノに触れてみること」は大事なのかなぁ、と。