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Kento Koumura (裄乃由紀野)によって2006年〜2010年にかけて公開された記事のアーカイブです。

子供用自転車に見る「おとこのこ」と「おんなのこ」

PCで作業していると、何故か強烈な頭痛が襲ってくることがある。一日のうち接している時間が長ければ長いほど、それは起こりやすい感じ。

そして「こういう時はとにかく気分転換、」と自転車を引っ張り出して街中を走り回っていたりする。今回は、そんな日々の記録。訪れたのは「某大型玩具量販店チェーン」と「某ゼネラルマーチャンダイズストア」。

全然知らなかったけどDS Liteの試遊台が設置されていたり、Max Heart関連商品がほぼ全品値下げだったりと、移り変わるものは結構多い。Splash Starの横でワゴンに乗っかってる姿は果てしなくシュールな光景でもある……

"for Boys" "for Girls"

さて、世の中は三月を通り越して四月になるものらしいです。なぜなら、四月は新入学の季節。待ってましたと言わんばかりに各種業界が販売合戦を繰り広げる中、今回注目したのはそんな販売商法……ではなく、マーケットにおける性差の存在意義について。

さまざまな例外はありますが、大抵の場合「子供関係のモノ」というのは"for Boys"と"for Girls"に分けられています。キャラクター商品はもちろんのこと、オリジナル商品も「趣向に合わせた」展開になっていることは トイザらスを見れば一目瞭然。

そんな中気になったのが「自転車のデザイン」。自転車は乗り手の体重を全て支えるもの。必然的に性能を重視した設計となり、差別化の手法としては表面的なものになりがち。と言うことは、ターゲットごとのデザイン手法が分かりやすい例とも言えます。

一般的な手法をまとめると:

for Boys
直線的なフレーム形状。色はレッドやブルーの原色系。凝ったカラーリングやラインがよく使われる。大型で跳ね上がったドロヨケ。黒や灰のカゴ。サスペンションや外装変速を備えていたりする。
for Girls
曲線的なフレーム形状。色はピンクやスカイブルーのパステル系。スケルトンやラメがよく使われる。クロームでスリムなドロヨケ。同系色のカゴ。ハンドルポーチや自動点灯ライトを備えていたりする。

……極めて適当に書いてみたが、実際にこんな感じのイメージで売り場は二分されている(ような気がする)。他の商品も見てみたが、ここまで極端なのは自転車ぐらいだったような。結局同じ乗り物だし。

vision

個人的にはこういう手法が嫌いできらいでキライで。

本来ならば、自分の好きなカタチで自分の好きな色で自分の好きな装備で自由にカスタマイズでき、自分の信じる世界観を元に選ぶ事ができれば、こういう分け方は必要ないはずなのですよ。ランドセルが多色化の方向へ進んでいるのはそういう考え方に近い。

そうすると、これだけ買い手が曖昧になった世の中で、まだこういう手法が続いているのは……「惰性」、か?「怠慢」、か?それともキャラクター商品の手法をそのまま持ち込んで続けてきた、ということか?

もちろん「曲線的なフレーム」にも「大型のドロヨケ」にも「スケルトン」にも意味はあって、買い手にとってはそれが自然で必然なのでしょう。しかし、その「自然」を、その「必然」を演出しているのは誰だ?と聞いてみたくなった。根拠はどこにも無いけれど。

そんな中で生きている、小学生の気持ちがわからない。

――それとも、もう一度小学生になってみれば、わかるのかな?――